かるかんとは

我が藩の主食、かるかんを徹底紹介。



かるかんって何よ?

ぶっちゃけると、山芋を使った羊羹(ヨウカン)。普通の羊羹と違うのは、メレンゲを混ぜて蒸すのでかなりふっくら柔らかな食感になる。また、羊羹は真っ黒だけど、かるかんは真っ白。これも米粉と山芋、卵白と、材料がすべて白いので、かるかんは真っ白。

かるかんの歴史は古く、時は元禄時代、今から300年前にはあったと記録されている。発祥はここ鹿児島。鹿児島藩の祝いの席に出されていた。献上品としても使用していたらしく、焼き饅頭や、ういろう、羊羹など30種類弱程の菓子の中にかるかんも重箱の主役級として存在していた。当時は白い菓子などほとんど存在しなかったので、白い菓子は珍しく菓子の中でもかなり人気のある一品であった。
 また、その色から特に婚礼の席では欠かせないものになり、江戸の将軍家に嫁ぐ場合においてもかるかんは江戸の将軍家にも接待の品として使用していたようだ。

過去に未曾有の大飢饉があったり倹約令が施行されたりと時代の流れによって消えていった菓子が多い中、このように長きにわたり現在まで作られているのは鹿児島藩にとって特に重要な地位を築いていた菓子であったからである。



 ちなみに現在では丸い饅頭の形状で中に餡を仕込んだものが一般的であるが、この形状は地方物産土産として定着させるために鹿児島の菓子職人が考案されたとされる。
 しかしながら、本来の形状は羊羹状であり、餡は入らないのが本物のかるかんである。


 鹿児島県内では一般的な和菓子であり、だいたいどの和菓子屋でも製造販売がされているが、県外ではほとんどこの菓子は作られていない。最近になり関東、関西地区のごく一部で販売している店舗もある。



かるかん成分表(文部科学省データベースより抜粋)

かるかん(100gあたり)
エネルギー 水分 タンパク質 脂質 炭水化物 灰分
230Kcal 42.5g 2.1g 0.3g 4.7g 0.4g